クラフト見本市

昨日、作品を出品中のクラフト・センター・ジャパン(CCJ)主催
のクラフト見本市「作り手と使い手をつなぐ結び手へのメッセージ」
に行ってきました。
CCJではクラフトを『作り手』から『使い手』へとつなぐもう一つの
手を、バイヤーではなく『結び手』と呼んでいます。ただ単にモノを
右から左へ動かすのではなく、暮らしの価値観を伝えることになる
からです。この見本市は、一般のお客様だけではなく、「作り手」と
「結び手」の良き出会いの場としての展示会です。
昨日は作り手と結び手が語り合う会ということで参加してきました。
食べ物をつつきながら軽い感じで始まると思っていたのですが、
何やら皆さん真剣に今後のクラフトについて語り始めたので、一応
真剣に聞いていたのですが、昨晩ほとんど寝ないで車を走らせたせい
なのか途中でうとうととしてしまって半ば子守唄状態で聞いていたの
ですが、普段、製作、製作の毎日でこのようにクラフトについて話し
合う事のない自分にはおもしろい場でした。
モノを売るとは?まず何をすればいい?
どうすれば売れる?今必要とされているのは?
今売れているものが本当に良いもの?
モノが売れなくなっている今、
私達は今後どのようなものを作りつづけて行けばいいのか?
正解はあるの?
私達モノ作りにはすごく大切なことで常に追求しなければ
ならないことですが、そんなことはわかりません。
人それぞれ好みは違うし、歳とともに趣味も変わる、
時代時代で流行もあれば廃れもある。
現実に場所が変われば売れるものも違います。
ある場所で去年たくさん売れたからといって、今年も売れるかというとそうではない。
これは誰にもわかりません。(カリスマデザイナーや超人気作家さんは別かもしれませんが)
流行を察知してカメレオンのように変幻自在に色を変えるのも一つの手かも
しれませんが、流行にとらわれず自分の色を追求しつづけるのも良いと思います。
ひとつ言えるとしたら最後は自分を信じるしかないのではないでしょうか。
自分ならこんなものが欲しい(買いたい)。こんな生活がしたい。
そんな気がします。
案の定、言いたいこともうまく伝えれないままでしたが、これも経験です。
もう少し勉強が必要かもしれません。